司馬遼太郎記念館

財団について

司馬遼太郎賞

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

司馬遼太郎賞とは

 作家 司馬遼太郎の活動を記念して、毎年1回、文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野のなかから、創造性にあふれ、さらなる活躍を予感させる作品を対象に選考し、決定します。
 選考方法は、まず全国報道機関のみなさん、作家、学者、文化人のかたがたにアンケートを出し、候補作品の推薦をいただきます。その後、財団を構成しているマスコミ11社の候補選定委員会がアンケート集計を参考に、候補作品を選定する作業を行い、その後、選考委員会で決定します。
 選考委員は、安部龍太郎、井上章一、後藤正治、辻原登、柳田邦男の5氏です。 
 司馬遼太郎賞の贈賞式は、菜の花忌の会場で行います。

賞品

正賞 懐中時計 副賞 賞金100万円

>これまでの受賞作品・受賞者

最新の受賞作品

第22回司馬遼太郎賞(2018年度)
朝井まかて著『悪玉伝』(KADOKAWA刊)

【贈賞理由】
 元文五年(一七四〇)に起こった辰巳屋騒動に取材した物語。従来悪人と評されることが多かった吉兵衛を主人公に事件をとらえ直し、当時の大坂商人の洒脱で粋で度胸あふれる生き様を描き出した。
 事件の年には大岡越前による貨幣の改鋳が行なわれたように、江戸経済は大きな曲がり角にさしかかっていた。そうした金銀貨幣事情も背景とし、大坂と江戸との経済的なせめぎ合いもうまくとらえている。
 濡れ衣を着せられて投獄された吉兵衛のシーンは出色で、息を呑むばかりである。その中を生き抜く吉兵衛の姿に、大坂商人の心意気と懐の深さが現れていて、ラストのカタルシスにつながっている。
 物語性の豊かさや面白さと共に、批判されがちだった大坂商人の気質を肯定的にとらえ直したことや、ディテールの描写、実感の把握が優れていることも高く評価された。


【朝井まかて氏略歴】
 1959(昭和34)年、大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。コピーライターとして広告制作会社に勤務後、独立。2008(平成20)年『実さえ花さえ』(講談社、文庫化の際『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』に改題)で第3回小説現代長編新人賞奨励賞、14年『恋歌』(講談社)で第150回直木賞、同年『阿蘭陀西鶴』(講談社)で第31回織田作之助賞、16年『眩』(新潮社)で第22回中山義秀文学賞、17年『福袋』(講談社)で第11回舟橋聖一文学賞、18年『雲上雲下』(徳間書店)で第13回中央公論文芸賞を受賞。
 2017年度から小説現代長編新人賞、18年度から中山義秀文学賞の選考委員。

これまでの受賞作品・受賞者開く

(敬称略)

  • 第21回(2017年度)
    奥山俊宏著『秘密解除 ロッキード事件』(岩波書店刊)
  • 第20回(2016年度)
    葉室麟著『鬼神の如く 黒田叛臣伝』(新潮社刊)
  • 第19回(2015年度)
    飯嶋和一著『狗賓童子の島』(小学館刊)
  • 第18回(2014年度)
    伊集院静著 『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』(講談社刊)
  • 第17回(2013年度)
    沢木耕太郎著 『キャパの十字架』(文藝春秋刊)
  • 第16回(2012年度)
    赤坂真理著 『東京プリズン』(河出書房新社刊)
    片山杜秀著 『未完のファシズム 「持たざる国」日本の運命』(新潮社刊)
  • 第15回(2011年度)
    伊藤之雄著 『昭和天皇伝』(文藝春秋刊)
    辻原登著 『韃靼の馬』(日本経済新聞出版社刊)
  • 第14回(2010年度)
    楊海英著 『墓標なき草原 上・下』(岩波書店刊)
  • 第13回(2009年度)
    宮本輝著 『骸骨ビルの庭 上・下』(講談社刊)
  • 第12回(2008年度)
    原武史著 『昭和天皇』(岩波書店刊)
  • 第11回(2007年度)
    山室信一著 『憲法9条の思想水脈』(朝日新聞社刊)
  • 第10回(2006年度)
    浅田次郎著 『お腹召しませ』(中公論新社刊)
    長谷川毅著 『暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏』(中央公論新社刊)
  • 第9回(2005年度)
    北方謙三著 『水滸伝 全19巻』(集英社刊)
  • 第8回までは人とその業績に重点を置いていましたが、第9回からは作品を対象にしています。
  • 第8回(2004年度)
    松本健一
  • 第7回(2003年度)
    池澤夏樹
  • 第6回(2002年度)
    杉山正明
  • 第5回(2001年度)
    宮部みゆき
    山内昌之
  • 第4回(2000年度)
    関川夏央
    青森県教育庁「三内丸山遺跡」の発掘調査チーム
  • 第3回(1999年度)
    宮城谷昌光
    宮崎駿
  • 第2回(1998年度)
    塩野七生
  • 第1回(1997年度)
    立花隆